Dr.Nakajimaプロフィール 免疫治療専門医 Dr.中嶋
Dr.中嶋ブログ 不定期更新中!! 良寛の心
「がんが進んでしまっても長生きはできる」

「がんが進んでしまっても長生きはできる!」
中嶋靖児 著
ごま書房新社より好評発売中

群馬県の上毛新聞に取材掲載されました。

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伊勢崎産業会での講演が
上毛新聞に掲載されました。

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リンパ球免疫治療の講演が
新聞に掲載されました。

リンパ球免疫治療ー中嶋靖児公式サイトTOPNK細胞をさらに詳しく副交感神経の支配下にあるNK細胞

NK細胞をさらに詳しく
副交感神経の支配下にあるNK細胞

がんの治療をしていますと、「あとどのくらい生きられますか」などと、治療のたびごとに何回も尋ねる人がいます。そのような人は検査値の一つ一つの上下に一喜一憂し、ほんの少し病気が進んだだけで、話が出来ないほどに落ち込んでしまいます。

このように過度に心配をする人は、精神状態が常に不安定でいつもイライラしています。これは交感神経が緊張している状態です。そのような人は病気の進行は速く、当然良い結果は期待出来ません。精神的ストレスがNK細胞活性を低下させ、病気を進行させてしまうのでした。

NK細胞は副交感神経優位の時に能力を発揮することがわかりました。それは夜間の眠っている時、笑っているときや楽しんでいる時、または食事の後の談笑などでくつろいでいるときなどで、身も心も平穏な時です。そしてそれは、体を休めてエネルギーを充電している時でもあります。

反対に、充電したエネルギーを放電する交感神経優位の時は、闘う姿勢の時で、体は活発に活動する時です。
そのような時はNK細胞が働くことはありません。体を激しく動かす時や争いでストレスの多い時は、顆粒球などの白血球は増加しますが、がんを治すリンパ球であるNK細胞は活動を停止してしまいます。

白血球が増加するのは、怪我に備えて体が準備したためです。充電したエネルギーを放電する交感神経優位のときは怪我の多い時で、体はそのために顆粒球などの白血球を多くして化膿菌の侵入に備えていたのです。

昔から「病は気から」や「子供の病気は眠って治す」などと言われていますが、そのように言われることには理由がありました。私たちが自分の病気を治すためには、体を休めるだけでなく、心も平安にすることが必要だったのです。

すなわち、副交感神経優位の状態を保っておくことが必要であったのです。

特に、以前の国民病であった肺結核や、現代の国民病ともいわれるがんなどのように、治療に長い時間を必要とする慢性の病気に対しては、常日頃、心身共に平穏な状態にしておくことが大切です。

それは、がんなどの病気の治療の主役であるNK細胞が長い間海の中で生活をしていたことの反映ではないかと思われます。考えてみますと、生物が海から地上に上陸するまでの間は、NK細胞はその当時活躍していた唯一のリンパ球だったのです。

NK細胞は当時の生き物をがんなどから守りながら、何億年もの長いあいだ海の中で暮らしていました。30数億年の生物の歴史の中で、地上での生活はせいぜい数億年に過ぎません。NK細胞は大部分を海の中で過ごしていて、陸上での生活経験はまだ浅いのです。

胎児が母親の胎内で羊水という水で保護されているのと同様に、海の中ではあらゆる生き物はその海の水で守られています。

ところが地上の生活は水中とは異なり、あらゆる生物は外敵に直接さらされ守ってくれるものがありません。
同じ様に、NK細胞にとっても地上はストレスの多い住みにくい環境であるに違いありません。

地上では病原菌に侵されるばかりか気温も変動し、環境が激変することもあるでしょう。その上、人の場合は精神的なストレスも加わります。そのためにNK細胞は、陸上では自分の能力を十分に発揮することが困難であるに違いありません。

昔、NK細胞が海の中で働いていた時のように、その能力を十分に発揮していれば、生物の体内にがんが発生することはなかったことでしょう。たとえ、がんが出来てしまったとしても、命まで取られることはなかったと思われます。

生物が長い歴史を生き抜いて今まで生命を維持することが出来たのもそのためで、NK細胞が生物を守っていたからです。これらのことはNK細胞を使ったいろいろな動物実験で証明されています。

同様に、人ががんで苦労しているのは、私たちの体の中のNK細胞が十分に能力を発揮することが出来ないからです。NK細胞が十分に働いてくれていれば、人はがんで苦労することはありません。 たとえ、がんが出来てしまったとしても、そのがんで命を取られないようにするためには、どうしてもNK細胞に働いてもらわなければなりません。

なぜならば、がん担当のリンパ球は太古の昔からNK細胞であって、それは自然免疫と言って、生まれた時から体に備わっている、病気に対する抵抗力であったからです。

暴れているがんをおとなしくさせるためには、がん免疫治療「リンパ球免疫治療」にあるとおり、体内にあるNK細胞を積極的に刺激して、その活力を十分に発揮してもらうことが必要です。NK細胞が眠っているのであれば、いろいろ工夫しそのNK細胞を目覚めさせることがどうしても必要です。

それに合わせて、私たちが日常生活の中で出来ることは、NK細胞が海の中で活躍していた当時と同じようにその環境を整えることです。それは心配事を少しでも少なくしてストレスを減らし、常に心を平静に保つようにすることが大切です。

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